足のむくみ(アンチスタックス)

 パソコンの前に座り。ずっとデスクワーク。薬局で一日中、立ちどおしで仕事。これが私の日常。スリッパに履き替えて仕事をしている私は、帰宅するために靴をはこうとすると、靴がきつくて足が入らない・・・。なんてことがよくあります。足首のくびれはなくなり、夕方になると私の足は、象の足へと変化。足の重さに疲れを感じます。

 足を高くして寝たり、加圧靴下をはいたりして、なんとか足のむくみをとりたいと思っても、なかなかうまくいきません。加圧靴下をはいた後、靴下を脱ぐと、何とも足のすねなどが痒くてたまらないのです。足のすねが痒いと、思わずかきむしりたくなります。痒みがあるとき、それを掻くことによってストレスが解消されます。しかし、掻くと痒みを感じる神経が伸びてきて、更に痒くなるという悪循環に入ってしまいます。

 そうなのです、加圧靴下をはいた後、私は自分の足を思いっきり血がにじむほどかきむしってしまうのです。いけないと思っても、家族がとめても、爪を立ててガーット!掻きまくっていました。そんなときの私は、スカットして気分は壮快。でも血がにじんでいる自分の足に自己嫌悪。加圧靴下は、いつしかはくことをやめました。

 相変わらず、夕方になると象の足。足のむくみを改善する一般用医薬品(OTC医薬品)として販売されるようになった、赤ブドウ葉乾燥エキス混合物を主成分とするアンチスタックス。1969年にドイツで誕生したこの薬は、40年以上にわたり使用され続けてきた薬ですが、日本では本年から使用ができるようになりました。作用の成分は不明ですが、薬理作用として知られているのは血管透過性抑制作用(シーリング作用)で、血管から血漿成分が漏れ出て行くのを抑えます。12週間飲み続けた国内臨床試験では、著名改善39.3%、中等度改善43.4%、経度改善13.3%。96.0%の人が改善したとの結果です。

 ちょっと試してみることにしました。その結果は、2週間継続して服用したあたりから、確かに足が軽いと感じたり、足の指を温かく感じたりするようになりました。血行改善作用からの結果でしょうか。もう少しのみ続けてみることにします。

 そして、のみ続ける間に、足首を回したり、ふくらはぎを鍛えるために歩いたりマーサージをしたり、日常生活で気をつけることを少しずつ私の生活の中に取り入れていきたいと思います。

 足のむくみは、静脈から血液を血管に送る力が弱いことが原因です。その理由の一つとして、ふくらはぎのポンプとしての力の弱さなども問題です。足のむくみは、言わば生活習慣病です。足のむくみの解消のために、薬を利用しても生活習慣の改善が何より大切なのですよね。でも、なかなか生活習慣の改善は難しく、しばらく薬を使用しながら、ボチボチ取り組んでいきたいと思います。